• 2026.03.26

    代休。母も春休みらしく家にいるので、お昼ごはんに誘う。数日前からサラダバーで野菜を食べまくりたい、と話し合っていたことをきっかけに近所のステーキ屋のバイキングに向かうことにした。

    母はパート仲間と三度ほど来たことがあるようで「ドリンクバーだけもあるけどジェラートが美味いからセットにした方がいい」と教えてくれた。

    春休みだからか店内は激混み。到着し、40分ほど待ち、席に案内してもらう。

    さっそくお目当てのサラダバーに向かう。母の後ろをついて行き、後ろには見知らぬ小学生男子とおばあちゃんの順。

    小学生にグイグイ押される。腹ペコなのは分かるがまあ落ち着きなよと大人らしく動じずにいた。

    が、よく見たら小学生、おばあちゃん共にサラダバーに対し、体を斜めに構えている。一方、自分の体を見ると真正面に構えていることが分かった。

    初心者ですみません、と謎の下手に出る気持ちで急いで取り分ける。結局、最後のドレッシングを選ぶところで小学生に抜かされた。

    小学生からおばあちゃん。年代も違う皆がバイキングの小技をしたたかに扱う。小さな国の憲法のようで、隙あれば妄想する私は天国があるとするならこういう国だろうと思った。

    気が付かない間に死んで、訳がわからないままサラダバーに並び先人の小技を真似る。そんな天国。

mokuzi